

こどもちゃれんじ じゃんぷとZ会年長コースを1年間、同時受講しています。
2月号まで届いて、残すは3月号のみとなりました。
実際に、ほぼ1年の併用してみて感じた教材の違いをまとめてみました。
どちらの教材にも良い違いがあり、幼児教材とはいえ全く同じものではありませんでした。
結論からいうと2つ同時にとって良かったと思います。
ただ、来年の小学生1年生コースでは同時受講はやめておこうかな・・・と思いました。
目次
ワークはどのくらい違うの?
まずは最新の年長2月号のワークで違いを比較してみます。
似たような問題から。
左:こどもちゃれんじ/右:Z会
時計の問題です。
こどもちゃれんじは「ちょっと前」「ちょっとあと」の問がよく出ます。
Z会は、アナログ時計・文字・デジタル時計などのバリエーションで理解度をチェックします。
次は言葉の問題です。
イラストから「名詞」を探して自分で書きます。
2月号でほぼ同じような内容のものが出ました。
次は空間認知の問題です。
こどもちゃれんじは、4方向から見た様子を線で結びます。
Z会は真横から見た視点を3択で選びます。
出題の仕方は違いますが、取り組む内容はだいたい同じことがわかります。
逆に、こどもちゃれんじとZ会それぞれの特徴的な出題もあります。
例えば2月号では、因果関係の問題はこどもちゃれんじのみの出題でした。
理科につながる「もののとけかた」という出題はZ会だけの内容でした。
Z会はこどもちゃれんじのように「えほん」という教材がない分、
理科や社会につながりそうな内容がワークにもよく出てきます。
2月号のワークの違いはこんな感じでした。
実際に受講して思ったのは、ワーク以上にシステムというか教育方針(?)の違いのほうが大きく感じました。
併用してよかったところ
似たようなテーマの切り口が違って理解が深まった
- 6歳の年長さんで取り組んで置きたいこと
- 小学校にはいる前の1年間で身につけておきたいこと
これは教材に関係なく、たぶん幼児教室でも同じような課題やテーマが設定されていると思います。
ひらがなの読み書きや、数字の読み書きなど・・・
実際に、こどもちゃれんじとZ会で同じようなテーマが出てくることもありました。
ただ、そのテーマの掘り下げ方や角度は全く違うものでした。
どちらが良いというわけではなく、どちらも良いと思えるものです。
例えば・・・「骨」をテーマにしたものがこちらです。
左はZ会年長コース5月号の「ほね」です。
右側はこどもちゃれんじ9月号エデュトイの図鑑と、12月号の特集「ほね」です。
それぞれの特化した部分ですが
- Z会・・・「ほね」が無い生き物についての紹介もある
- Z会・・・傘などの生き物以外の「ほね」についても紹介がある
- こどもちゃれんじ・・・にんげんの「ほね」の成長について掘り下げてある
- こどもちゃれんじ・・・骨に関連して「血液」など体の仕組みを掘り下げてある
のような違いがあります。
こどもちゃれんじのほうが健康への意識が高まるような、早く寝ると骨が成長するよ・・・という説明があったり。
Z会では骨の有無を比較する、うちわをつかった体験教材がありました。
ほかには、「せかいの国」へのアプローチにも違いがあります。
左はZ会12月号のテーマ「せかい」です。
右はこどもちゃれんじ1月号の「日本地図」と2月号の「世界地図」です。
それぞれの特化した部分ですが
- Z会・・・世界を地球の球体として意識させる
- Z会・・・世界の国の違いを気候や言葉などをからめて紹介していた
- こどもちゃれんじ・・・日本列島についても教材があり、掘り下げている
- こどもちゃれんじ・・・世界地図教材ですべての国の国旗を紹介している
のような違いがあります。
世界へのアプローチのしかたが、Z会は立体的、こどもちゃれんじは平面的という違いがあります。
国旗はこどもちゃれんじでは全種類の紹介ですが、Z会では抜粋版の紹介になっていました。
広い分野なので、W受講のおかげで別視点から見ることができて良かったと思います。
Z会の添削課題が担任制で手厚い
Z会の年長コースは、毎月添削課題があります。
提出すると担任の先生からお返事が届きます。
問題を解いて採点が返ってくるのではなく
良いところを伸ばそうと声がけするような内容です。
お手紙交換に似た内容だから、娘も楽しみにしています。
こどもちゃれんじでは、毎月の添削や担任はなく、小学生コースからのサービスになっています。
こどもちゃれんじの付随サービスが充実してて助かる
こどもちゃれんじはベビーコースから設定があったり、TVアニメも放送しているからコンテンツが盛りだくさん!
会員向けに知育ゲームや知育動画が見れるサービスを用意しています。
メインのワークを終えても、追加費無料のサービスで十分楽しめます。
デジタルワークのサービスも新しく追加され、ワークのボリュームもばっちりです。
最近では、会員向けに不定期で、オンラインのイベントも開催するなど今後の会員サービスにも期待がふくらみます。
こどもちゃれんじとZ会の物足りないところ
こどもちゃれんじ総合コースはワークが少ない
こどもちゃれんじの年中・年長コースには
ベーシックな「総合コース」とワーク中心の「思考力特化コース」があります。
年中コースの頃は、両方のコースをこまめに切り替えて様子をみていました。
年長コースでは、ほぼ「総合コース」を受講しています。
理由は、総合コースのほうが幅広い学びにつながって、内容も良いと判断したからです。
しかし!総合コースは、とにかくワークが少ない!!
あっという間に終わってしまうのです。
思考力のときは、ワーク不足を感じませんが総合的な学びは物足りないし・・・
最新の「じゃんぷタッチ」では、総合コースをベースに
ワーク好きな子には、思考力特化コースに近い内容やボリュームのワークが
自動で切り替えて配信になるそうです。(利用状況に応じて自動判断とのこと)
総合コースと思考力特化で迷ってた我が家のような家庭にピッタリのサービスですね(^_^;)
Z会は保護者の負担が多め
Z会は、とにかく親子で取り組むものが中心です。
ワークは、子どもだけでも取り組めるものもありますが・・・
内容によっては、フォローが必要なものも出てきます。
難易度というより、一般教養的な問題があります。
体験学習の「ぺあぜっと」は、すべて親子で取り組むことが前提で作られています。
子どもだけで取り組めるエデュトイと違い、材料もすべて自前で用意する必要のある「ぺあぜっと」。
Z会からのフォローとしては、こどもが興味をもつ課題だけ取り組んだらOKとしています。
でも受講したからには、全部やらせたいと思ってしまうのが親心・・・
共働き家庭目線では、休みがすべてつぶれてしまいそうなボリュームなのがペアゼットです。
英語の学習はどちらもおまけ程度
こどもちゃれんじにも、Z会にも英語学習が無料でついてきます。
こどもちゃれんじ…DVD教材の英語コーナー
Z会…デジタル教材で英語カルタなど
どちらもボリュームは少ないし、英語に触れる程度の内容です。
こどもちゃれんじにはオプション教材として「こどもちゃれんじイングリッシュ」があります。
Z会では「リップルキッズパークのオンライン英会話」のオプションがあります。
英語に興味がある場合は、それぞれの有料オプションを利用してくださいというスタンスです。
併用のデメリット
総合コース+Z会でもワークのボリュームが多め
こどもちゃれんじ総合コースはワークが少なめですが・・・
Z会のワークと併用すると、それなりのボリュームになります。
もしも、思考力特化コースを選んでいたら、ワークがたまっていたと思います。
そうでなくても、運動会シーズンや夏休みなどのイベントが続いたときには
Z会のワークがたまってしまうことがありました。
W受講していなければ、ほどよい量なんでしょうけど、併用するときは要注意です。
教材が届く日が同じでモチベーションが続かない
Z会もこどもちゃれんじも、教材が毎月25日前後に届きます。
これが、半月ほどズレていたら良かったのにと何度か思いました。
物理的に届く教材なので、やはりポストに封筒が入っているとテンションがあがります。
届いてすぐは「やりたい気持ち」がめちゃくちゃ高まるんです。
この気持ちをこどもちゃれんじで先に消化してしまうと・・・
同時に届いたZ会までモチベーションがもたないのです(^_^;)
どうせなら。2週間くらい配送のタイミングがズレてくれたらありがたいのになぁ~と毎月思っていました。
教材が増えるし費用もかさむ
すごく当たり前なんですが・・・
2つの通信教育を同時にやっているので
とどくワークの量も2倍だし
費用も2倍です・・・
一つだけの教材受講にくらべると、場所もお金もかかってしまいます。
どちらか一つで満足できるなら、わざわざ併用しなくても良いものだと思いました。
小学生コースはどちらか1教材にしぼる
こどもちゃれんじは年中から2年目。
Z会は年長コースを1年間受講しました。
どちらのサービスにも愛着があります。
しかし、1年生になって学校の宿題も出るようになると、これまでのようには取り組めないと思います。
こなしきれずに、たまっていくワークを見るのはデメリットでしかないので・・・
簡単すぎていつもすぐに終わっちゃう量に再調整したいなと思います。
そのためには教材はひとつに絞ったほうが良さそうです。
娘はこどもちゃれんじのほうが楽しいようで、小学生になってもチャレンジを続けたいと言っています。
親目線では、やはりZ会のほうが良問が多い印象をうけます。
自分で考える問題がZ会のほうが多めに入っています。中学受験を考えるならZ会が向いてると思いました。
悩ましいですが実際に取り組むのは娘です。
まずはチャレンジで様子見をして小学校生活とのバランスを見ていきたいなと思いました。