

幼児向けの通信教育でも、知名度が高くて人気のある「こどもちゃれんじ」。
もう少しお勉強要素が高いものが欲しいというパパママに人気なのが「Z会幼児コース」。
どっちのほうが良いか・・・または、両方受講するってどうなのか?
気になるところを調べてみました。
目次
こどもちゃれんじとz会幼児コースの同じところ
学年ごとにコース設定がある
まずどちらの通信教育も、受講コースは学年ごとに分かれています。
月齢別(◯歳○ヶ月)や、受講月数別(受講◯ヶ月目)などのクラス分けはありません。
年少児(3~4歳) | こどもちゃれんじほっぷ | Z会幼児年少コース |
---|---|---|
年中児(4~5歳) | こどもちゃれんじすてっぷ | Z会幼児年中コース |
年長児(5~6歳) | こどもちゃれんじじゃんぷ | Z会幼児年長コース |
毎月届く通信教育
どちらの通信教育も、4月始まりで3月まで毎月届く仕組みになっています。
4月号、5月号、6月号・・・
と、月刊雑誌のように、届く月の名前がついています。
届く月が固定されているため、教材の内容が季節感を感じられるものになっています。
途中受講の場合も、前号までのバックナンバーを在庫があれば取り寄せることもできます。
デジタルワークのサービスがある
メインの紙教材とは別に、自宅のスマホやタブレットを使った「デジタルワーク」の提供があります。
どちらも2021年度からの新サービスです。
こどもちゃれんじの場合は、毎月3回の配信。
Z会の場合は、年中コースは年4回、年長コースは年5回となっています。
お試し教材で事前に内容をチェックできる
実際の教材を一部抜粋した、お試し教材を無料でもらうことができます。
資料請求をすると、教材の紹介と一緒にお試し用のドリルやワークをが届きます。
入会前に無料で教材の内容を試すことができるので、安心して申し込めます。
こどもちゃれんじとz会幼児コースの違いを比較
未就園児コースがあるのはこどもちゃれんじだけ
Z会幼児コースは、年少・年中・年長の3コースのみです。
それ以前の未就園児用のコースを用意しているのは、こどもちゃれんじのほうになります。
- こどもちゃれんじベビー(0才児)
- こどもちゃれんじぷち(1才児)
- こどもちゃれんじぽけっと(2才児)※プレ年少
年少コースの前に3学年分のコースが用意されています。
未就園児のうちから通信教育をしたいなら、こどもちゃれんじに決まりです。
こどもちゃれんじはオプションが豊富
こどもちゃれんじは本コース以外に有料オプションが充実しています。
総合コース自体の講座内容がバラエティに富んでいるので、さらに厚くしたい分野だけ追加することができます。
- 表現プラス(工作)・・・年少
- 知育プラス(ワーク)・・年少、年中、年長
- サイエンスプラス・・・・年中、年長
- プログラミングプラス・・・・年中、年長
お勉強に特化した受講がしたいなら、年長さんは思考力特化コースに、知育プラスとサイエンスプラスを追加することができます。
オプションには無い英語ですが、総合コースの場合はDVD教材の基本教材として含まれています。
さらに深くまなびたい場合は「こどもちゃれんじイングリッシュ」というオプションが選択できます。
Z会幼児コースの場合は、英語のみオプションでつけることができます。
ただし、オプションと言っても使えるのはオンライン英会話のみです。
他の教材のようにテキストが毎月送られてくるような講座ではありません。
最短1ヶ月受講ができるのはZ会幼児コースのみ
こどもちゃれんじ、Z会幼児コース共に
「入会金」「年会費」は不要です。
そのため、基本的にはいつでも入退会することができます。
再入会も簡単です。
ただし、最低受講期間が違います。
- こどもちゃれんじ・・・最低2ヶ月受講
- Z会幼児コース・・・最低1ヶ月受講
こどもチャレンジの場合は1ヶ月だけで退会することはできないので要注意です。
こどもちゃれんじ思考力特化コースとZ会幼児コースの比較
年長コースのみ用意されている思考力特化コースの詳細
こどもちゃれんじには、年長コースのみ「思考力特化コース」という学習に特化したコースが用意されています。
※年中(すてっぷ)コースでの思考力特化コースは2022年度で終了しました。
通常の、エデュトイやDVDがつくコースと選択制で選ぶことができます。
総合コース(基礎+応用) | 思考力特化コース | |
---|---|---|
受講料 | 2,730円~ | 2,730円~ |
DVD | あり | なし |
エデュトイ | あり | かきじゅんしらべるマスター |
ワーク | キッズワーク | キッズワーク +思考力ぐんぐんワーク |
考えるあそびセット | 年4回 | 計8回、12月まで毎月 |
添削課題 | なし | 年3回 |
会費は同じ&コースの変更はいつでもOK。です。
例えば、最低受講期間の2ヶ月を、総合コースと思考力特化コースで受講することもできるのです。
このコースとは別に、ワークがもっと簡単な「総合コース(基礎)」という一番易しいコースも用意されています。(電話受付のみ)
Z会幼児コースと思考力特化コースの共通点
どちらかといえばZ会幼児コースに近いのは「思考力特化コース」のほうです。
こどもちゃれんじ「思考力特化コース」と、Z会幼児コースで比較してみます。
共通点①:添削課題がある
一方的に届いたものを使うだけの通信教育ではなく、先生に提出する「添削課題」がはじまります。
こどもちゃれんじでは、思考力特化コースのみ。
Z会幼児コースでは年中コース・年長コースで対応しています。
年中さんから添削課題に取り組みたい場合は、Z会がおすすめです。
ただし、添削課題の回数自体は講座ごとに違います。
共通点②:動画教材がないドリル・ワークが中心の教材
思考力特化コースも、Z会幼児コースも動画教材の付属していない通信教育です。
基本的に鉛筆を持って紙に書き込みワークがメインの教材になっています。
これに似た通信教育には「幼児ポピー」があります。
Z会幼児コース・思考力特化コースの違い
教材の内容(ワークの内容)は、もちろん全く同じではありません。
その違いについては、お試し教材で実際に体験してみてください。
その他の大きな違いは、添削課題の回数と、会費になります。
こどもちゃれんじ | Z会幼児 | |
---|---|---|
月会費 (毎月払い) |
3,290円 | 年中:2,900円 年長:3,000円 |
添削課題 | 年3回 | 毎月 |
こどもちゃれんじのほうが、少しだけ安い価格です。
年払いの場合でも、Z会のほうが割高にはなっています。
ただ、「知育プラス(545円/月)」や「サイエンスプラス(1090円/隔月)」などのオプションをつけてしまうと、
こどもちゃれんじのほうが高くなってしまいます。
添削課題の内容も違います。
こどもちゃれんじのほうが、テストに近い内容です。正誤が問われるような問題になっています。
Z会の添削は、先生との交換日記のような内容。体験学習がメインになっています。
こどもちゃれんじとZ会幼児コースを併用する場合のポイント
おすすめは総合コース+Z会幼児コース
Z会幼児コースがどうしてもワーク・ドリルメインになってしまうので
併用するなら、こどもちゃれんじは「総合コース」のほうが、より幅広い体験ができます。
Z会幼児コースではちょっと弱い
「しつけ」「英語」「プログラミング」
といった分野を上手にカバーしてくれるのが、こどもちゃれんじの総合コースです。
逆に、動画教材やエデュトイメインで「作られた学習」から
身近な体験学習を補ってくれるのが、Z会幼児コースです。
身の回りのものを使って、発見や体験をするワークが多いので、こどもちゃれんじには無い体験をすることができます。
ボリュームに不満があるなら思考力特化コースで併用
ドリルやワークの量を増やしたくて
「Z会幼児コース」+「こどもちゃれんじ 思考力特化コース」を選ぶのもアリです。
ただし、それぞれの教材が目指す部分が違います。
- こどもちゃれんじ思考力特化コース・・・先取り学習
- Z会幼児コース・・・・・・・・・・・・あとのび学習
と、内容としては真逆です。
ドリルやワークの難易度にも違いが出てきます。
ドリルやワークが大好きで、とにかくたくさん解きたいという場合には、組み合わせてみるのもいいかもしれません。
ボリュームだけ求める場合は、幼児ポピーのドリル・ワークと併用するほうがコスパ的にはおすすめです。