

かんがえるちからワーク<デジタルプラス>は、Z会幼児コース向けの2021年度から始まった教材です。
これまで通り、紙ベースの教材がメインではありますが、
無料のオプションとして、手持ちのスマホやタブレットを使ってデジタル教材で学ぶこともできるようになりました。
新しく作られた教材ということもあり、情報は少なめですが
実際におためし問題をやってみた感想などを紹介したいと思います。
目次
かんがえるちからワーク<デジタルプラス>の詳細
年少・年中・年長コースの違い
かんがえるちからワークのデジタルプラスは、年少・年中・年長のすべてのコースで対応しています。
- 年少コース・・・年4回配信(4月・6月・8月・12月)/1回10~15分程度
- 年中コース・・・年4回配信(4月・6月・8月・12月)/1回10~15分程度
- 年長コース・・・年5回配信(4月・6月・8月・12月・3月)/1回10~15分程度
年長コースだけ配信回数が1回多くなっています。
同じようにスマホ・タブレットで取り組めるデジタル教材に「きいてわくわく えいごパーク」があります。
かんがえるちからワークと配信時期をずらしています。
- 年中コース・・・年4回配信(4月・7月・10月・1月)/1回10~15分程度
- 年長コース・・・年4回配信(4月・7月・10月・1月)/1回10~15分程度
年度始まりの4月には両方の教材が試せますね。
対応している端末・環境
「かんがえるちからワーク デジタルプラス」の利用環境
OS
iPhone/iPad:iOS12以上
Android搭載端末:Android8.0以上ブラウザ
iPhone/iPad:Safari
Android搭載端末:Google Chrome
※Cookie、JavaScriptを有効にしてください。
※ブラウザは、最新版を推奨します。
※スマートフォンをご使用になる場合、画面サイズはおおよそ4.5インチ以上をおすすめします。
※ご利用の端末により、うまく表示できないことがあります。
対象はタブレット・スマートフォンとなっており、パソコンでは利用できませんでした。
また回線は光通信・WIFIが推奨となっていますが、4G・LTEなどのモバイル回線でも状況により使える、とありました。
できるだけ回線の安定した自宅での利用が良いようです。
おためし問題をやってみた感想
新年度前ということで、新年長コースの「おためし教材」を試してみました。
おためし問題では、アップに写った写真が何かをあてるクイズ番組のような内容でした。
正解時には、アップの写真から全体像まで画面が引いていく映像になっていて、凝った作りになってます。
ただのマルバツでおしまい。というチープな感じではありません。
娘も楽しく取り組んでいて、「これだけ~?」と物足りなさそうでした。
一緒に取り組んでいていまいちだと思った部分は
- 問題文の音声をスキップできない
- 画面サイズがスマホと合わなかった(問題画面が大きい)
の2点でした。
問題文の読み上げは、文字が読めないお子さんには親切ですが
すでにひらがなもカタカナも読める娘としては、
自分で問題文を読んだらすぐに問題に取り組みたいのに、いちいち音声を聞くのが面倒な様子でした。
音声が自動的に再生されるし
再生中に聞きながら問題に取り組める。
使いやすさは「しまじろう」のほうがいいかな。
あと画面サイズと合わなかったせいで、ボタンが画面外にあり
いちいちスクロールしてボタンを押す必要がありました。
子供だけで取り組ませるにはちょっと不安です。
試した端末はPixel5です。
ディスプレイは6インチで、推奨環境の4.5インチ以上はあるのですが・・・
タブレットじゃないと、切れちゃうのかな?と思いました。
おためしでは、各学年1問しか体験できませんでしたが
紙のワークでは取り組めないような、動きが取り入れられた出題で
紙のワークの学びをしっかりと補強してくれる教材だと感じられました。
Z会のデジタルワークがおすすめの人・おすすめじゃない人
Z会幼児コースは、基本的には「紙ベース」の教材です。
デジタルプラスのデジタル教材は、あくまでも「おまけ」という位置づけだと感じました。
出題内容は満足ですが、配信回数も年に4~5回と少ない設定です。
紙のワークで学習習慣をつけたいけど、
スマホやタブレットでの学習にも慣れさせたい・・・
という教育方針の家庭におすすめです。
紙のワークがすぐに終わっちゃって、もっとデジタルで良いから取り組ませたいという場合は
こどもちゃれんじのデジタルワークのほうがボリューム的には満足いくものになると思います。
毎月90問が30問ずつ3回にわけて配信してくれる、マメな対応です。
こどもちゃれんじ以上に、しっかりとタブレット学習をさせたいなら
100%タブレット学習のスマイルゼミ【幼児コース】
Z会幼児コースのデジタルプラスは、タッチ操作がメインですが、
スマイルゼミなら、ペンでの操作も加わるので「鉛筆の持ち」や「書き順の練習」などもタブレットだけで学べます。
紙の教材、デジタル教材のどちらもメリットデメリットはありますが
それ以上にお子さんの好き嫌いなどの相性もあります。
紙の教材もデジタル教材も、無料で試せるものがほとんどなので、気軽に相性チェックできますよ。