「くもんの推薦図書」とは、公文教育研究会(通称:くもん)が毎年発行しているおすすめ書籍のリストです。
乳幼児から中学生までを対象に、子どもたちに人気が高く内容の優れたものを難易度別に紹介しています。
これから読み聞かせをしたいけど、どんな本を選べばいいのか迷ってしまうという子育てママ・パパにおすすめです。
監修している組織が「公文」なので、教育的観点から厳選された絵本なのも安心です。
リスト自体はインターネット上で無料公開されているので、見ておくことで得られるメリットがあります。
くもんの推薦図書一覧の見方
くもんの推薦図書は、「5A」から「I」までアルファベットがついています。
このアルファベットが、年齢や難易度の目安になっています。
各難易度(アルファベット)ごとに50冊ずつセレクトされています。
5A…0~3歳向け
5Aは三語文が読める難易度です。
「くもが そらに うかぶ」
といった文章が読めるお子さんにオススメです。
■推薦図書から一部ピックアップ
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4A…4歳(年少)向け
4Aは、50字前後のまとまった文章が読める難易度です。
登場人物のセリフなども登場します。
■推薦図書から一部ピックアップ
3A…5歳(年中)向け
70字程度のまとまった文章が読める難易度です。
形容詞や動詞がわかるようになります。
■推薦図書から一部ピックアップ
2A…6歳(年長)向け
100文字程度のまとまった文章が読める難易度です。
カタカナの混じった文章が読めるようになります。
■推薦図書から一部ピックアップ
A…7歳(小学1年生)向け
100~150字程度のまとまった文章が読めるようになります。
話の流れが理解でき、漢字混じりの文章も読めます
■推薦図書から一部ピックアップ
B…8歳(小学2年生)向け
150~200字程度のまとまった文章が読めるようになります。
文章中の共通点と相違点を理解して読めます。
■推薦図書から一部ピックアップ
C…9歳(小学3年生)向け
200~250字程度のまとまった文章が読めるようになります。
「いつ・どこ・だれ・なに・なぜ・どのように」を把握できます。
■推薦図書から一部ピックアップ
D…10歳(小学4年生)向け
300字程度のまとまった文章が読めるようになります。
話題を意識しながらまとまりごとに文章を読むことができます。
■推薦図書から一部ピックアップ
E…11歳(小学5年生)向け
400字程度のまとまった文章が読めるようになります。
「登場人物の行動や気持ち」「事実等の記述、考え・意見」「因果関係」を把握できます。
■推薦図書から一部ピックアップ
F…12歳(小学6年生)向け
500字程度のまとまった文章が読めるようになります。
文章中の表現(換言・例示・描写・比喩)が理解できます。
■推薦図書から一部ピックアップ
G・H・I…中学生向け
800~1500字程度の文章が読めるようになります。
文章中のさまざまな表現のつながりをとらえる力が身についています。
読書と語彙の幅を広げるため、俳句や短歌、古文・漢文など多様なジャンルに挑戦するブロックです。
■推薦図書から一部ピックアップ
くもんの英語図書リストも要チェック
くもんのおすすめする書籍リストには英語の本もあります。
これは「公文の推薦図書リスト」には含まれていません。
「くもんの英語図書リスト」という名前で別のリストとして公開されています。
英語の本のレベル(難易度)は、中学~高校生レベルの9段階で紹介されています。
幼児~小学生にはちょっと難しい内容です。
子ども自身で読むよりは、大人が子どもに読み聞かせをしてあげる時に参考になります。
セレクトされた書籍の中には、「公文の推薦図書」で紹介されている書籍の英語版もあります。
日本語と英語の両方のバージョンで読み聞かせると理解も深まりそうです。
両方で選書されているおすすめ書籍を一部紹介します。
コロちゃんはどこ?/Where’s Spot?
どこかに隠れている子犬のスポット。
お母さん犬のサリーは家じゅうを探し回ります。
はじめての英語の絵本として定番の作品です。
はなをくんくん/The Happy Day
ゆき深い森の中,ねむっている動物たち。
春の気配を感じて目をさまし,はなをくんくん,かけだします。
ピッツァぼうや/Pete’s a Pizza
しつもん―もしだれかがご機嫌ななめだったらどうする?
こたえ―そんなのかんたん!
いますぐピッツァにしちゃうのさ。
あおくんときいろちゃん/Little Blue and Little Yellow
小さいあおくんと小さいきいろちゃん。二人が一緒に遊んでいる
と、びっくりする出来事が!
おまたせクッキー/The Doorbell Rang
おやつにクッキーをたべようとすると、
げんかんのベルがなり、友だちが遊びにきました。
またたべようとすると、ベルがなり、
つぎつぎに友だちがふえていって…
いつになったらクッキーがたべられるかな?
ぞうのオリバー/Oliver
「だれか、ぼくをペットにしたいひと、いませんかぁ?」
サーカスに入るはずだったぞうのオリバーは、ひょんなことから行き場をなくしてしまいます。
そこで、どうぶつえんにいったり、おばさんのペットになってみたりしますが、どうもうまくいきません。
けれども、オリバーはへこたれないのです!
- 作者 Syd Hoff
- イラスト Syd Hoff
- 出版社 HarperCollins
- 邦訳版作者名 ホフ 三原泉・訳
- 出版社 偕成社
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